日本の鞄業界は海外有名ブランド品と中国等の海外低価格品の狭間で、
現在もなお、急激な空洞化が進んでいます。
日本の鞄・バッグ工房の倒産、および後継者不足による廃業も続いています。
日本の業界大手メーカーも生産基地を海外に移し、国内での生産品が非常に少なくなっているのが現状です。
このままでは「メイド・イン・ニッポン」の鞄・バッグは市場からほとんど消える方向性にあります。
もうすでに百貨店や専門店においても「メイド・イン・ニッポン」の鞄・バッグは、ほんのわずかな数しか並んでいないのが現実です。
スーパーやディスカウントショップ等では皆無に近い状態です。
さらにインターネット上では生産地が表示されていないものが多く、それらのほとんどが日本製ではありません
(※生産地が表示されていないもの、あるいは英国製・イタリア製と表示された低価格品には特にご注意ください)。
このような中にあって、今、中小企業(ほとんどが小企業)である日本の鞄・バッグ工房は
最後の生き残りをかけて懸命に頑張っています。
それぞれが創意工夫をして、日本人に合った鞄づくりに努力しています。
私どもは、何とか「メイド・イン・ニッポン」の鞄・バッグを少しでも多く残したいと考えています。
日本の鞄には日本の風土で培われた伝統があり、決して他国に勝るとも劣らない鞄職人さんの技術があります。
その技を継承した”熟技鞄の逸品”を厳選し、
本当に価値のある”日本製鞄”を出来る限りご紹介してゆきたいと考えています。
最後に一人でも多くのユーザーの皆様が”日本製鞄”を愛用してくださるようになることを心から願っています。
【 補 足 】
実は上記の文章を書いたのは約5年前です。その後の日本の鞄業界の現状はというと、相変わらずこの通りの状況が続いています。
この5年間で多くのメーカーや工房や、また鞄専門店が倒産・廃業しています。さらに業界の売上規模も1970年代の水準にまで落ち込んでいます。そのような中にあって、わずかな希望のひとつは、若干ながら若手後継者や新規参入者が誕生し世代交代を始めてきているということです。そんな彼らが"日本製の鞄”を継承しようと新しいチャレンジを始めています。まだ未知数とはいえ、様々なかたちで頑張っている彼らを見かけたらならば(そのキーワードは"日本製鞄”あるいは「メイド・イン・ニッポン」)、ぜひぜひ応援していただきたいと願っています。
ホンダバッグスプロジェクト:代表 本田洋一(2011年3月)
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